パイナップルを加熱する

パイナップルピザというものがある。酢豚にパイナップルを入れるかという話がある。パイナップルを加熱するなという話もある。

日和見主義と捉えてほしくないんだけど、実のところ私は心底好きにしろよと思っている。絶対に入れろという人も絶対に入れるなという人も何をそんなに意固地になっているんだと。
もちろんストリーマーのチャット欄で行われるプロレスは、あれはプロレスだと分かるのでいいんだけどね。プロレスは言葉が強ければ強いほど面白い(諸説あります)

加熱されたパイナップルの話に戻ると、私はわりと好き。シュラスコの焼きパインは脳にガツんとくるプリミティブな甘さと旨さがある。ピザのパイナップルはチーズとのシナジーがあるし、酢豚のパイナップルは一つの料理の中で箸休め的な存在になってリズムをもたらしてくれる。

だからといってピザには必ずパイナップルを入れろ、パイナップルが入っていなければ酢豚と認めない、いやそもそもパイナップルは必ず加熱して食べろ、と言ってるわけじゃないのです。OK?
数多あるピザの中のパイナップルピザだし、パイナップルが入っていなくても酢豚は美味しいし、フレッシュなパイナップルも当然美味しい。
個人の感覚なんですがアンチ加熱パイナップル派閥の人はここがわかっていない人が多い! 狭量なんですよ。別に入れたくなければ入れなきゃええねんて。ただ入ってても認めてな? それだけやんか。

いやはや。

そもそもにして私は料理の中にフルーツが入っているものがわりとしっかりめに好きである。季節のフルーツのパスタ、柑橘のたっぷり入ったサラダ、レーズンを使ったラペやタコのルチアーナ風、お魚料理やお肉料理のソースに使われる果物などなど。おなかすいてきた。

そういうのがなんで好きなんだろうって考えたとき、既出ワードであるシナジーとかリズムとかそういうところにたどり着く気がする。カッコつけて呼んでますけど、要するに料理の食材同士の組み合わせによってそれそのもの単体で食べるときよりも美味しく感じたり、食べている最中に単調にならず飽きない、という感じでしょうか。
これは別に難しい話ではなくて、玉ねぎとにんじんとセロリの組み合わせって鉄板だよねとか、いちごと生クリームって合うよねとか、要はその程度の話。それの延長線上でしかないのだ。パイナップルを入れるかどうかというのは。

おみそ汁にじゃがいもを入れるのが絶対嫌な人がいたとして「じゃがいもが入ってるみそ汁は絶対みそ汁とは認めない」と声高に叫ぶ人はいない。それはじゃがいものおみそ汁がある程度は人口に膾炙しているからだろう。
そう考えるとパイナップル入れたっていいだろ派はある種ノイジーマイノリティな気がしてきた。ま、まずい……

まあよし、じゃあこちらがマイノリティなのはわかった。認めよう。でもほら多様性じゃん? ダイバーシティじゃん?
というわけで 今日も旗色が悪い加熱パイナップル派でした。u_u