トイレを直して全能感を得た

10日ほど前の夜、トイレが壊れた。
水が細く流れっぱなしになっていて、タンクに水が溜まっていかない。
その日はすでに酔っていたこともあって、とりあえず止水栓を閉じて寝た。

翌日。起きて対策を調べる。どうやら排水弁が壊れているみたい。
タンクをあけ……。中が汚い。やだなー。と思いつつ、ゴム手袋にマスクのフル装備で挑む。
やっぱり中の玉鎖が切れてしまっていて、ゴムフロートがタンクの底に転がっていた。

取り急ぎAmazonで交換パーツを注文。ちょうどプライムデーセールの期間初日だったので不安だったけど、翌日に到着予定ということだった。パーツが届くまでに修理方法を予習しておく。わりと簡単そうな雰囲気。

しかし修理が終わるまでのトイレはどうしたものか……
はじめ、タンクのフタを半端に戻して止水栓を開けてみたところ、上の手洗いの管がつながっておらずトイレの床を水浸しにしてしまう。一敗。
災害時にバケツで流すみたいな話を思い出したので検索してみると、バケツで無理やり水を入れれば流せるらしい。意外と原始的な仕組みなことに逆に感心した。
ということで故障翌日はバケツでしのいだ。ふう。

明くる日、正午まえに新しい排水弁が届いた。予習した手順を思い出しつつ、説明書を読む。玉鎖の取り付けに書いてある「玉を横にして丸いへこみ部に入れ、スリットの奥まで確実に差し込む」の説明が、図を見ても理解できない。が、なんとかなるだろという見切り発車で挑む。作業は10分かからないくらいで終わった。玉鎖の長さ調整がやたらと強調されるので少し心配したけれど、動作チェックもつつがなく終了。

かくしてトイレの平穏が帰ってきた。普通にトイレが使えることのありがたみを噛みしめる。余裕そうに書いているけど、実はうまくいくか結構ヒヤヒヤしてたので良かった。

今の家に引っ越してきてかれこれ4年ほど経つ。私が入居する前にリフォームされたのでわりと綺麗なんだけど、築年数自体は相当古い建物なのでいろんなところがボロい。給湯器は点火プラグが死にかけだし、シンクはときどき磨かないとサビが浮いてくるし、サッシの建付けはあやしいし。
でもそんなボロい家を、今回みたいに自分でメンテナンスして歳を重ねていく感覚、結構好き。持ち家でもなんでもない家だからいずれは他の誰かが住むんだろうけど、自分が住んでいる間はめいっぱい手間暇かけてあげたい。

実家にいる頃も、一人暮らしを始めてからも、こういう些細な「工事」はできるかぎり自分でやっている。ウォシュレットの設置とか、混合水栓の交換とか、2つ前の家では大掛かりな家具作ったりとか。一時期は電工2種の取得を真剣に考えていた。純粋に楽しいのもあるし、費用面のメリットもある。今回のトイレのトラブルも、修理を依頼すると10,000~15,000円くらいが相場らしい。まあでも、見ず知らずの人の家に行ってトイレのタンクを覗き込むんだからこの値段は理解できる。私ならもっともらっても無理って言うかもしれない。対して、自分で修理すると部品代2,000円と1日半の不自由。めちゃくちゃ大きいわけじゃないけど、ちょっと嬉しくなる差額。収入があったわけでもないのにその日の晩はちょっと豪華なごはんを食べたりする。

この日はオムライスでした。u_u