だから僕たちみんな

ここ数年野球にハマっている。

もともと神戸に住んでいたのと、父親が熱心な阪神ファンだったのとで、幼い頃は阪神タイガースの試合をよく見ていた。甲子園にも行ったし、サンテレビにも世話になったし、ABCラジオが四六時中流れていた。ちなみに阪神ファンと並行してオリックスのファンクラブに入っていた期間もあるらしいんだけど、あまりにも小さい頃すぎてほとんど覚えていない。三宮の駅前にオリックスのショップがあったような記憶がかすかにある。

実家に居た頃はなかば強制的に野球と触れる日々だったのが、上京したことで自然と遠ざかっていった。それから数年して社会人というものになる。普段の私のSNSを見ている人には会社名ほぼバレると思うんだけど、入った会社が野球と縁のある会社だった。なのでたまに野球の観戦チケットが福利厚生で貰えた。本社のあるところから球場までしばらくかかるので、会社公認の早上がりみたいな感じでちょっとだけワクワクした。

で、ハマりました、ってわけではない。その会社はわりとさっさと辞めて、またしばらくは野球から遠ざかることになる。でも、その時「ちょっとこの球団面白いかも?」と思った。いや阪神タイガースが面白くないってことではないんだけど、大人になってから初めて能動的に野球を見て、なんか変なチームだな、面白いな、と思った。そんな記憶があって数年後、新しく入っていったコミュニティの人がジャイアンツファンで、たまに野球観戦に誘われるようになった。これが2023年。この年はサイヤング賞投手が来たり交流戦に優勝したり、なかなか濃い一年だった。バッチリ心を掴まれてしまった。レプリカユニフォームも買いました。そして2024年、ポストシーズンはほんとにほんとに楽しかった。ボロ泣きした。年末にはドキュメンタリー映画も観に行った。

野球が好きな人間として、というか野球に限らず、そしてスポーツかどうかに限らず、心がけていることがある。選手の批判をしないこと。当たり前のようなことだけど、インターネットには罵詈雑言が溢れている。
擁護するわけではないけど、強い言葉を使ってしまう気持ちもわからなくはない。純粋に自分の考えが優れていると思い込んでる人、選手に期待するあまりについ罵ってしまう人、なにかにマウントを取って気持ちよくなりたい人。私も選手に対して「なにやってるんだよ……」と内心で思うことはしょっちゅうある。でもそれをファンが口に出すのはちょっと違うんじゃないかな。
私は選手のことをよく知らない。それは野球のデータとかの話ではなくて、選手個人のパーソナリティだったり、具体的なフィジカルコンディションの話だったり。だから、どんな言葉で、どんなタイミングでアドバイスをするのがベストかなんてわからない。そういうことをよく知っているコーチ、トレーナー、チームメイトが声をかけるべきだし、実際そうしてるだろう。だいたいのファンは私と同じで選手のことなんか何も知らないと思う。「厳しい声がないと選手が成長しない」って言う人もいるけど、赤の他人に言われるより身近にいる人に言われるほうが絶対良いと私個人は思っている。
まあでも批判云々はほんとに私のポリシーってだけなので、好きなスタンスで見ればいいんだけどね。

いよいよ明日から後半戦。暑い時期になってきた。屋外球場で飲むビールもいいし、ドーム球場で飲むビールもいい。勝ってても負けててもビールは美味しい。売り子さんはかわいい。野球って最高だね。u_u